ピラティスとは

"ピラティスとは"
-ピラティス教室 小春日和-

ピラティスはリハビリのためのエクササイズ

ピラティスはリハビリテーションのために
開発されたエクササイズ

ピラティスは、ドイツでリハビリテーションを目的として開発されたエクササイズです。
健康とメンタルを考慮した身体調整法で、各部位のストレッチや筋力の強化を行いながら、身体全体のバランスを整えることを目的としてデザインされています。

ピラティスには、マットを使ったマットピラティスと機器を使って行うマシンピラティスがあります。
マシンティラピスは専用の機器が必要ですが、マットピラティスはマットがあればどこでも出来るエクササイズです。

ピラティスは骨や筋肉を意識したエクササイズ

ピラティスは、
骨や筋肉を意識したエクササイズ

エクササイズでは、骨の位置や使っている筋肉を意識しながら身体を動かしていきます。
例えば、腕を動かす運動の場合、通常、肩関節やひじ関節を中心に動かすことが多いですが、肩甲骨を動かすように運動をします。

動かすときに、肩甲骨の位置や肩甲骨を動かす筋肉を意識し、ゆっくりと運動します。
筋力トレーニングとは違い、筋肉に大きな負荷をかけるのではなく、あくまで使っている筋肉を意識して動かすことを心がけます。

普段使っていない筋肉を動かすので、最初は動かす筋肉を意識するのに戸惑う方もおられますが、レッスンを通じて意識して動かせるようになってきます。

下半身のエクササイズでは、仰向けに寝転がり骨盤と背骨の位置を意識しながら下腹部の筋肉を使って脚を上げ下ろしたり、左右に振ったり、大きく回す運動を行います。
こちらも腕を動かすエクササイズ同様、ゆっくりと動かしていきます。

このように骨の位置とその周辺の筋肉の動きを意識しながら、ゆっくりと動かすことで各筋肉を強化していくのがピラティスエクササイズの特徴です。

このピラティスエクササイズを続けることで、普段の生活でよく使用している筋肉とほとんど使われていない筋肉のバランスをとり、骨を正常な位置に戻すように調整していきます。

ピラティスの基本的な考え方では、骨(特に人間の身体の中心にある背骨や骨盤等)を正常な位置に戻すことで、その周辺にある臓器も正常な位置に戻り、その結果身体全体のバランスが整うと考えられています。

また、背骨や骨盤の位置が正常な位置に戻ることにより、その中を通る脊髄への負担も軽減され、脊髄を通る自律神経も整うことになることでストレスの減少にもつながると考えられています。

これによりピラティスが身体だけでなく、精神面でのバランスを取ることにも長けたエクササイズだと言われています。

ピラティスはインナーマッスルを鍛える

ピラティスは
インナーマッスルを意識した運動

ピラティスは、身体のバランスを整えるために筋肉を意識したエクササイズです。
人間の筋肉にはアウターマッスルとインナーマッスルがあります。
アウターマッスルは身体の表面にある大きな筋肉(大胸筋や三角筋など)、インナーマッスルは身体の内側にあり、姿勢を細かく調節したり、関節の位置を調節したりする小さな筋肉のことをさします。

人間の身体は、成長とともに大きな筋肉であるアウターマッスルが発達し、身体の内側の筋肉であるインナーマッスルを使わなくなってきます。

インナーマッスルを使わなくなると、筋肉の微妙なバランスが崩れ、骨の位置、臓器の位置の調整が困難になり、姿勢が悪くなったり、肩こりや腰痛などを引き起こす原因にもなりかねません。

ピラティスのエクササイズでは、使わなくなったインナーマッスルを意識的に動かすことによって、身体のバランスをとることができます。