"ピラティスとヨガの違い"
-ピラティス教室 小春日和-

ピラティスとよく混同されるのがヨガですが、ピラティスとヨガの違いについて簡単に触れたいと思います。

近代ヨガは行法から生まれたエクササイズ

ヨガは古代インドにて発祥した宗教的行法(修行)が起源です。
現在、日本で流行しているヨガは、宗教色を排除して、健康法の一つとしてヨガのポーズや呼吸などを取り入れたエクササイズとして多くの方に 親しまれています。
ヨガは修行法が起源なので、身体には少し厳しいポーズをとったりするのが特徴です。

ピラティスとヨガの違い

同じエクササイズでも、ピラティスとヨガはリハビリと修行という起源の違いからエクササイズに対する考え方も違います。

ピラティスは主に身体を整えるためにインナーマッスルを意識した動きが中心のエクササイズですが、ヨガはポーズを中心としたエクササイズが中心です。
また呼吸の仕方についても違いがあり、ピラティスは胸式呼吸、ヨガは腹式呼吸です。
胸式呼吸は交感神経を刺激し、腹式呼吸は副交感神経を刺激します。
ピラティスで刺激する交感神経は、主に活動しているとき、緊張しているとき、ストレスを感じているときなどに働く神経です。
緊張やストレスというとマイナスな印象を持ちますが、普段あまり使用していない筋肉に適度な緊張感を与えることで程よく交換神経を刺激します。

ヨガで刺激する副交感神経は、主に休憩時やリラックスしているときなどに働く神経です。
副交感神経の刺激によりリラックスし、栄養や酸素などが身体を循環する手助けたり、身体を休息させます。

交感神経、副交感神経はどちらが重要というものではなく、相互をバランスよく切り替えていくことが重要とされています。

ピラティスは身体を動かしながら身体を整え、ヨガはゆったりとした姿勢を保ちながら身体の中の気の循環を整えていくと考えてよいでしょう。